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2015年6月8日月曜日

<栃木県>日光山 輪王寺

今回は栃木県にある日光山 輪王寺を紹介していきます。

日光山 輪王寺 黒門



比叡山「延暦寺」(滋賀県)に「延暦寺」という建物はありません。

山上山下のたくさんの寺院を統合して「比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)」というのです。

「日光山 輪王寺(にっこうざんりんのうじ)」も同じで、日光山全体を統合していました。

明治の神仏分離以降でも本堂・大猷院・慈眼堂・常行堂・中禅寺・護摩天堂・四本龍寺等のお堂や
本坊、さらに十五の支院を統合して出来ており、その全体を指して輪王寺と総称します。

境内地は大きく分けて、地図中央の「山内」(さんない=標高 約630メートル)と、
地図左の「いろは坂」を登った「奥日光」(標高 約1300メートル)の2ヶ所となります。



日光山輪王寺絵地図


日光山輪王寺はお堂や塔、15の支院全体の総称で、「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。

1200年以上前、日光開山の祖である勝道上人が四本龍寺を建てたのが始まり。天台宗三本山のひとつに数えられ、日光山全体を統合していました。日光三山の本地仏をまつるお堂「三仏堂」は日光山最大の規模を誇る木造建造物で、千手観音(男体山)・阿弥陀如来(女峰山)・馬頭観音(太郎山)三体の仏像がまつられています。

毎年4月2日に三仏堂で行われる「強飯式」といわれる古い儀式は、修験者の姿をした強飯僧が強飯頂戴人に3升ものご飯を強いるというもの。強飯頂戴人になって儀式を受けると、無病息災、家運長久などの運を授かるといわれています。


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